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藍晶微生物（Bluepha）
藍晶微生物（Bluepha）は、2016年10月に設立された中国スタートアップ企業で、合成生物学技術を利用した分解性プラスチックの生産製造を手掛けている。同社は、23年2月15日にシリーズB+で4億元（約80億円）の資金調達に成功している。21年2月以来、4回目のミドルステージの資金調達を完了したことになる。
【プロダクト】
微生物が合成するポリヒドロキシアルカン酸（PHA）の開発および応用技術を提供しており、伝統的な石油系プラスチック製品の代替ソリューションを提供。主要製品であるPHAは、微生物の持つ酵素の働きにより、自然界の炭素循環に組み込まれるように完全に分解可能な素材だ。これにより、従来の石油系プラスチック製品がもたらしていた環境汚染の削減にも貢献する。当社はPHAを生地の繊維や3Dプリンターのプリント材料、プラスチック製品、ビニール袋といった薄膜素材など幅広い領域への応用を可能にし、低コストでの導入も実現する。合成生物学技術を利用した新素材の工業量産化に成功している数少ない企業だ。
藍晶微生物のポリヒドロキシアルカン酸（PHA）製品の様子
（藍晶微生物のニュースリリースから）
退格数字科技（TIAMAT）
退格数字科技（TIAMAT）は、2020年11月に設立された中国スタートアップ企業で、AIGC（AI生成式コンテンツ）プラットフォームを手掛ける。同社は、23年2月28日にシリーズAで1千万ドル近く（約13億8000万円）の資金調達に成功している。同社は現時点で、中国のAIGC領域に特化したスタートアップの中で、唯一シリーズA以降の資金調達に成功している企業となっている。
【プロダクト】
退格数字科技（TIAMAT）は、2020年11月に設立された中国スタートアップ企業で、AIGC（AI生成式コンテンツ）プラットフォームを手掛ける。同社は、23年2月28日にシリーズAで1千万ドル近く（約13億8000万円）の資金調達に成功している。同社は現時点で、中国のAIGC領域に特化したスタートアップの中で、唯一シリーズA以降の資金調達に成功している企業となっている。
TIAMAT の創作コミュニティー内で芸術家とAIが生成した作品
（TIAMATのニュースリリースから）
極麋生物（Jimi）
極麋生物（Jimi）は、2021年8月に設立された中国スタートアップ企業で、牛肉の細胞肉の食品の研究開発を手掛ける。同社は、23年3月8日にエンジェルで千万元クラスの資金調達に成功している。
【プロダクト】
極麋生物は、細胞培養肉の開発・普及に取り組んでおり、設立から4ヶ月後に中国初の細胞培養牛肉の開発に成功。設立以来、いかに細胞培養肉のコストを削減するかに注力している。率先して培養液のコストを100元（約2000円）水準まで抑制しており、培養液の市場価格のわずか3％へと抑えている。また、自動化された高スループットかつAI駆動の細胞培養体系進化プラットフォーム「JEVOS（Jimi Evolution System）」を構築している。
極麋生物は中国国内初の100%細胞培養肉の研究開発に成功
（極麋生物のニュースリリースから）
芯華章（X-EPIC）
【会社概要】
芯華章（X-EPIC）は、2020年3月に設立された中国スタートアップ企業で、AI技術を活用したスマートEDA（電子設計自動化）ソフトウェアを開発している。同社は、23年3月13日に戦略投資（金額は非公開）での資金調達に成功している。今回は、設立以来8回目の資金調達であり、企業評価価値額が70億元（約10.2億ドル）の中国EDA領域におけるユニコーン企業となっている。
【プロダクト】
AIや5G、クラウドサービスの発展に伴い需要が増加している集積回路の設計を自動化し、開発時間の短縮とコスト削減、生産効率の向上をサポートする。同社は2020年9月に中国初のEDA技術コミュニティー（EDAGit.com）をリリースしており、中国EDA市場の発展を引率するポジションに立つ。集積回路システムのデバッグ・コンパイル・検証シミュレーションを行うことができる智V験証平台（FusionVerify Platform）は、集積回路の設計コストの上昇という業界の共通ペインポイントを解決する、中国国産EDAの1つとなっている。
健行仿生は3.7億円の資金調達に成功したことを日本版webサイトにて発表
（健行仿生のニュースリリースから）
深向（DeepWay）
【会社概要】
深向（DeepWay）は、2020年7月に設立された中国スタートアップ企業で、スマート新エネルギートラックの研究開発および製造を行っている。同社は、23年3月28日にシリーズA+で7.7億元（約148億円）の資金調達に成功している。
【プロダクト】
同社の1つ目の製品である大型トラック「深向星辰」は、動力の無駄のない利用を可能にする分布式駆動や風力抵抗を大幅に抑えた流線形車体、バッテリーと躯体の一体化設計、そして水素電池同時搭載モジュール化設計など、過去に前例のない理念と構造を採用している。同時に、同社が独自に研究開発しているシステム「HIS」は、「レベル3」（条件付き自動運転）の自動運転の大規模な商業化に向けた量産の需要を満たしている。加えて、データ蓄積した後にレベル4への移行も可能だ。同社の事業計画によれば、同社の自動運転システムを搭載した「深向星辰」は、2023年6月に規模化量産を開始する予定となっている。
深向のスマート新エネルギートラック「深向星辰」
（深向のニュースリリースから）
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