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BATH+α最新動向|2024年11月号

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イシン社が運営する世界のスタートアップ情報やエコシステムの動向を発信するメディア「TECHBLITZ」にて、ジャンシン(匠新)が執筆する中国企業の最新動向をまとめた「中国テックジャイアント動向」の最新記事をご紹介致します。

 

 

アリババのAI最新動向 再定義されたAIインフラと動画生成AI

 

中国EC最大手であるアリババ集団のクラウドサービス「阿里雲」は2024年9月19日から21日までの3日間、本社を置く浙江省杭州市で年次大型テクノロジーカンファレンス「2024杭州・雲栖大会」を開催した。同社は最新のAIインフラを紹介し、付随するクラウド基盤や大規模AIモデルなど、製品のアップグレードを発表した。今回は、同カンファレンスで発表された3つの最新動向を取り上げる。

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アリババ集団のクラウドサービス「阿里雲(アリクラウド)」が、「2024杭州・雲栖大会(Apsara Conference)」で、同社の製品を紹介する様子(画像はアリババのニュースリリースから)

 

 

 

テンセント、ウィーチャットの新機能「近隣の仕事探し」を簡単に

 

中国ネットサービス大手の騰訊控股は、微信内に新機能「附近的工作」を導入した。この新機能は現在、広東省江門市で試験運用されており、求職者は位置情報に基づいて近隣の求人情報を検索できるようになっている。こうした求人検索に加えて、給与の支払いやデジタル契約、日雇い保険といった付随サービスも提供されている。同機能は今後、他都市へも展開予定だ。

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位置情報に基づいて、近隣の求人情報がスマートフォンの画面上に表示されている様子
(画像はテンセントのニュースリリースから)

 

 

 

アイフライテックの最新大規模AIモデル、GPT-4 Turbo超えへ

 

中国の音声認識技術大手の科大訊飛は、「2024科大訊飛グローバル1024開発者フェスティバル」において、最新大規模AIモデル「訊飛星火V4.0 Turbo」を発表した。今回の発表では、同社が整理する7つの能力が米OpenAIの対話型AI「Chat GPT-4 Turbo」の能力を超えていること、数学とコード生成能力ではGPT-4oも上回っていることが目玉となった。

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科大訊飛(iFLYTEK、アイフライテック)の会長である劉慶峰(リュウ・チンフォン)氏が、「2024科大訊飛グローバル1024開発者フェスティバル」で、最新大規模AIモデル「訊飛星火(iFLYTEK SPARK、アイフライテックスパーク)V4.0 Turbo」を発表する様子(画像はアイフライテックのニュースリリースから)

 

 

 

「AIテレビ」で家庭のエンタメ環境激変 テレビ離れからの復権なるか

 

中国の画像認識大手である商湯集団は、AIによってテレビの進化を加速し、家庭向けエンターテインメントの新たな可能性を開拓している。同社の大規模AIモデル「秒画」を活用したAIテレビは、家庭でのテレビ利用を再定義し、ユーザーの希望に合わせてアートを生成する機能を備える。スマート家電の高度化が進む中、同社は大規模AIモデルへの投資を続け、パートナ一企業の競争力向上を支援する。

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AI(人工知能)テレビが生み出す新しいエンターテインメント体験のイメージ
(画像は商湯集団[センスタイム]のニュースリリースから) 

 

 

 

中国テンセント 手のひら決済サービスをシンガポールから世界展開へ

 

中国ネットサービス大手の騰訊控股は、シンガポールで開催された世界最大級のフィンテックイベント「Singapore Fin Tech Festival 2024」で、クレジットカードの国際ブランド「VISA」と提携し、手のひら認証技術を用いた決済サービスをシンガポールで開始すると発表した。また、テンセントは同認証技術を他分野に転用する動きも進めており、スマートホームの入退室認証の応用事例が既に登場している。 

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テンセントの専用端末上で、手のひら決済をする様子
(画像はテンセントのニュースリリースから)

 

 

 

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