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日経BP社「日経クロストレンド」にて、ジャンシン(匠新)が執筆する中国のBATH (バイドゥ、アリババ、テンセント、ファーウェイ) 、中国ハイテク業界の「AI四小龍」 (クラウドウォーク、メグビー、センスタイム、イートゥ) に加え、中国の消費動向を左右しているバイトダンスやシーインとの最新動向をまとめた「新・Watcher中国テックジャイアント」から、掲載された最新記事をご紹介致します。
アリババが大規模AIモデルに全振り チャットツールはこう変わる
アリババ集団のクラウドサービス「阿里雲(アリクラウド)」は、阿里雲峰会(アリ・クラウド・サミット)で、ファウンデーションモデル(大量の言語や画像データを使って訓練する大規模なAIモデル)「通義千問(トンイーチェンウェン)」を発表した。同社は、通義千問を企業向けコミュニケーションツール「釘釘(ディントーク)」を筆頭に、全ての自社製品に組み込んでいく予定だ。
中国EC最大手であるアリババ集団のクラウドサービス「阿里雲(アリクラウド)」が、
2023年4月11日に開催した阿里雲峰会(アリ・クラウド・サミット)で、
ファウンデーションモデル「通義千問(トンイーチェンウェン)」を
全ての自社製品に組み込んでいくことを表明している様子
(画像はアリババのニュースリリースから)
センスタイム、最新AI製品を複数発表 新ビジネスモデルも提示
商湯集団(センスタイム)はテクノロジー・デイ・イベントで、ファウンデーションモデル(大量の言語や画像データを使って訓練する大規模なAIモデル)システム「日日新(SenseNova)」を発表した。このシステムは、自然言語処理やAI(人工知能)コンテンツ生成、そしてデータの自動ラベリング処理などのモデルとその能力を提供する。同社は、AGI(汎用人工知能)の普及に向けた重要な布石を打ったことになる。
中国の画像認識大手である商湯集団(センスタイム)の
代表取締役兼CEO(最高経営責任者)である徐立(シュー・リー)氏が
テクノロジー・デイ・イベントでファウンデーションモデル
(大量の言語や画像データを使って訓練する大規模なAIモデル)
システム「日日新(SenseNova)」を紹介する様子
(画像はセンスタイムのニュースリリースから)
テンセントが最新ロボット発表 センシングで柔軟な操作を実現
ロボット研究専門組織「Tencent Robotics X」は、最新のロボット研究における成果であるロボットハンド「TRX-Hand」とロボットアーム「TRX-Arm」を発表した。TRX-Handは、人の手のような柔軟な操作能力を持ち合わせており、異なるシーンへの適応と柔軟な動作が可能。その弟分にあたるTRX-Armは、人の居住環境を想定し自主開発されたもので、器用な運動能力と瞬発力を特徴としている。
中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)の
ロボット研究専門組織「Tencent Robotics X」が
2023年4月25日に発表したロボットハンド「TRX-Hand」(左)と
ロボットアーム「TRX-Arm」(右)
(画像はテンセントのニュースリリースから)
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