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BATH+α最新動向|2025年5月号

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イシン社が運営する世界のスタートアップ情報やエコシステムの動向を発信するメディア「TECHBLITZ」にて、ジャンシン(匠新)が執筆する中国企業の最新動向をまとめた「中国テックジャイアント動向」の最新記事をご紹介致します。

テンセントが自社開発AIを刷新 DeepSeekと連携の二本立てで臨む

中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)は、自社開発した新たな深層思考AIモデル「混元T1」(HunyuanT1)を発表した。「HunyuanT1」は高速な応答能力を備え、長文処理に長けており、優れた推論性能を持つ。発表当日にテンセントクラウドで即日利用可能となり、続く翌日にはDeepSeekとともにテンセントのAIアシスタントアプリ「元宝」に導入した。

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テンセントが自社開発した深層思考AIモデル「混元T1」のリリースを伝えるライブ配信の様子(画像はテンセントのニュースリリースから)

バイドゥ アプリ開発に必要なのは『AIとの会話だけ』という新製品を発表

中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)は、同社が主催するAI(人工知能)技術に関する公開イベント「百度 AI Day」で、生成AIを活用したアプリ開発プラットフォーム「Miaoda(ミャオダー)」を発表した。Miaodaは、ノーコードでアプリを開発できるツールであり、自然言語を用いた対話形式でシステムを構築できる。これにより、誰もがアイデアを形にしやすくなり、技術的なハードルを下げることが可能になっている。

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生成AIを活用したアプリ開発プラットフォーム「Miaoda(ミャオダー)」のトップ画面。アプリ開発者は、中央の枠にアイデアをテキストで入力。赤枠で囲まれた青色のボタンを押すことでアプリが生成される(画像はバイドゥのニュースリリースから)


センスタイム AI小型学習デバイスで“新しい教育”を提案

中国の画像認識大手である商湯集団(センスタイム)と人工知能技術企業の霊宇宙(Ling.ai)は、AI小型学習デバイス「Ling!」を発表した。このデバイスは、AIを単なる「道具」から「パートナー」へと進化させ、現実世界を教材に変え、新しい学習体験を提供する。「Ling!」を使用することで、子どもが現実空間で学び、リアルな世界に接する機会を得て、柔軟な問題解決力の学習を可能性にしている。

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人工知能技術企業の霊宇宙(Ling.ai)のAI小型学習デバイス「Ling!」(画像はLing.aiのホームページから)

ファーウェイ、乗用車の次は商用車へ 急速充電ビジネスを拡大

中国通信機器大手である華為技術(ファーウェイ)傘下の華為数字能源は2025年4月22日、「2025ファーウェイスマートEV&スマート充電ネットワーク戦略および新製品発表会」を開催した。同発表会では、業界初となる完全液冷式メガワット級スーパー急速充電ソリューションを発表した。大型電動トラックの充電を、従来の急速充電に必要だった時間の4分の1である15分という短時間で完了できるもので、大型トラックの電動化を後押しする技術革新となっている。

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「2025ファーウェイスマートEV&スマート充電ネットワーク戦略および新製品発表会」の様子(画像はファーウェイのニュースリリースから)

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