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BATH+α最新動向|2025年3月号

ジャンシン(匠新)は自社メルマガ「中国イノベーション通信」にて下記の注目中国スタートアップ企業を含めた、中国イノベーションに関する最新ニュース、コラム、イベントなどの情報を毎週配信しております。メルマガの無料購読にご興味のある方は下記からお申し込みくださいませ。

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イシン社が運営する世界のスタートアップ情報やエコシステムの動向を発信するメディア「TECHBLITZ」にて、ジャンシン(匠新)が執筆する中国企業の最新動向をまとめた「中国テックジャイアント動向」の最新記事をご紹介致します。

アリババ 中国人必見の新春番組をAI技術で華やかに

中国EC最大手のアリババ集団のクラウドサービス「阿里雲」は中央広播電視総台の春節特別番組「春節聯歓晩会」(春晚)で、クラウドコンピューティングおよびAIの独占パートナー企業として技術支援を提供した。春晚では、阿里雲のグローバルインフラと大規模AIモデル技術を活用。さらに、バレットタイム映像や生成AI技術を駆使した演出を導入し、視聴体験の向上を実現した。

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春節特別番組「春節聯歓晩会」(春晚)で、クラウドサービス「阿里雲(アリクラウド)」はクラウドコンピューティングおよびAIの独占パートナー企業として技術支援を提供した(画像はアリババのニュースリリースから)

アイフライテック 『マルチ言語AIスクリーン』で国際言語交流の壁を突破

中国の音声認識大手「科大訊飛」は2025年1月、同社の技術を使ったマルチ言語AIスクリーンを北京首都国際空港と北京大興国際空港のサービスカウンターへ正式導入したことを発表した。このマルチ言語AIスクリーンは、マルチ言語認識と翻訳、同社の大規模AIモデル「訊飛星火」、そしてマルチモーダルノイズキャンセリング技術を統合した他、両画面表示のユニークなデザインを採用している。

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科大訊飛のマルチ言語AIスクリーンが空港で実際に導入されている様子(画像は科大訊飛のニュースリリースから)


バイドゥとアリババが一挙公開 中国初の英語版地図をリリース

中国の出入国政策の緩和をきっかけに、訪中する外国人旅行者が急増している。それに伴い、外国人旅行者が言語の壁を乗り越え、より快適な移動を体験できるようにすることは中国でも喫緊の課題となっていた。バイドゥはこの問題を解決するため、北京市政府指導の下、中国初の英語版地図「Beijing Map」を公開。北京でスタートした英語版中国地図には、アリババも新規参入し、それを皮切りに全国へサービス網を広げている。

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中国初の英語版地図として公開されたバイドゥの「Beijing Map」(左)とアリババの「AMAP」(右)(画像はバイドゥと上海市政府のニュースリリースから)

バイドゥ AI手話技術を通じて聴覚障がい者のコミュニケーションを支援

中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)は、「AI手話プラットフォーム」と「双方向手話翻訳機」の最新の成果を発表した。天津理工大学および聴覚障がい者向けのバリアフリーコミュニケーションツールを開発する中国企業の鯨言科技(ジンイェン)と共同開発している。AIによるリアルタイム認識と翻訳技術を活用し、手話を知らない人でも手話を使う人とスムーズに会話できる仕組みを実現している。

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百度(バイドゥ)が成果を発表した「双方向手話翻訳機」(画像はバイドゥのニュースリリースから)

BATH+α最新動向|2025年2月号はこちらから