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イシン社が運営する世界のスタートアップ情報やエコシステムの動向を発信するメディア「TECHBLITZ」にて、ジャンシン(匠新)が執筆する中国企業の最新動向をまとめた「中国テックジャイアント動向」の最新記事をご紹介致します。
ボタン4つ、重さ70グラム!? テンセントが出す携帯電話の狙い
中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)のSSV(持続可能社会価値事業部)傘下の銀髪科技(インファークージー)実験室は、中国IoT企業「幾米物聯(Jimi IoT)」と連携して開発した、スマートフォンを使えない高齢者向けの携帯電話「銀齢守護卡(以下、カード携帯電話)」の普及に取り組んでいる。同カード携帯電話は、重さ70グラム未満で、ボタンは4つのみだが、高齢者が外出の際の通話や緊急救助、安全保護、決済などの機能を提供できる。
テンセントのSSV傘下の銀髪科技実験室が、中国IoT企業「幾米物聯」と連携して開発した、
スマートフォンを使えない高齢者向けの携帯電話「銀齢守護卡」のイメージ
(画像はテンセントのニュースリリースから)
アイフライテック 大規模AIモデルV3.5を発表、音声認識で勝負
科大訊飛(アイフライテック)は、自社の大規模AIモデル「訊飛星火V3.5」を発表した。今回の発表では、より汎用的かつ実用的、そして誰もが気軽に使えるオープンな大規模AIモデルへと進化。その一部の能力は、米OpenAIの対話型AI「ChatGPT(GPT4.0)」を上回っている。同時に、同大規模AIモデルの音声版を初公開。今回は、それら2つに焦点を絞り同社のAIモデルの進展を紹介する。
科大訊飛の会長である劉慶峰(リュウ・チンフォン)氏が自社の大規模AIモデル「訊飛星火V3.5」を発表する様子
(画像はアイフライテックのニュースリリースから)
1km分の電力を1秒で充電 急伸するファーウェイの充電インフラ事業
華為技術(ファーウェイ)は、世界初の完全液冷式スーパー急速充電ステーションを広東省の高速道路エリアサービスに2022年11月に建設して以来、そのネットワークを全国に拡大している。1秒間で1kmの航続距離分に相当する電力を充電できる技術を支えているのは、23年4月に開催された上海モーターショーで同社が初めて公開した完全液冷式スーパー急速充電ソリューションだ。その特徴と今後の展望に迫る。
ファーウェイの完全液冷式スーパー急速充電ステーションのイメージ
(画像はファーウェイのHPから)
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