2023年6月27日〜29日に、ジャンシン（匠新）と《中国企業報》中企視訊の企画による「2023日中イノベーション企業 青島視察イベント」を実施しました。本視察イベントは青島西海岸新区管理委員会と青島経済技術開発区管理委員会による主催、日中一帯一路文化経済交流機構による後援で、2023東亜海洋合作平台青島フォーラムの一環として開催しました。
参加した日系企業・機構にはジャンシン（匠新）日中イノベーションコミュニティのメンバーである国立研究開発法人科学技術振興機構（JST）北京事務所をはじめ、日中一帯一路文化経済交流機構、佳能（中国）有限公司、松下電器機電（中国）有限公司、日伝国際貿易（上海）有限公司、東芝開利空調銷售（上海）有限公司、東京海上日動火災保険（中国）有限公司、上海特思爾大宇宙商業諮詢有限公司、欧力士（中国）投資有限公司、高砂建築工程（中国）有限公司、帝人芳綸貿易（上海）有限公司などが含まれる。
6月29日午前の座談会では、青島西海岸新区管理委員会より青島市西海岸新区の産業や、経済、貿易について紹介し、青島経済技術開発区管理委員会より中日（青島）地方発展協力モデル区の概要と日中産業協力の実績を紹介しました。また日系企業・機構より中国での事業展開の現状と、スマート製造、新エネルギー自動車などにおける分野でのニーズを紹介しました。
「2023日中イノベーション企業青島視察イベントの座談会」の様子
6月28日から6月29日にかけて、日系企業・機構は上汽通用五菱汽車股份有限公司、⻘島港5G全自動化コンテナポート、⻘島海信日立空調系統有限公司、山東科訊信息科技有限公司などの企業やコンテナポートを訪問しました。
日系企業・機構が青島市の企業やコンテナポートを視察する様子
視察中、ジャンシン（匠新）創業者兼CEO田中年一のインタビューでは「青島市、特に西海岸新区は環境保全・省エネ産業を非常に重視している。一方で、これらの領域においては日本の持つ技術力を活用する応用シーンが多く存在するため、日中企業の協業の可能性は大いにある。今回の青島視察を通じて、青島における産業の発展状況や企業の状況について理解を深めることができ、また日中合作につながるような政府機関及び企業の皆様とも繋がることができた。今後日中間でのオープンイノベーションを推進していくにあたり、今回得られた青島に対する理解および人脈が大いに役立つと信じている」と述べました。
ジャンシン（匠新）創業者兼CEO田中年一がインタビューを受けている様子
ジャンシン（匠新）は日中イノベーションエコシステムを構築するため、環境保護、ヘルスケア・介護、スマート農業、デジタル経済などの分野を中心に、今後も中国の地方都市での視察を企画実施し、日系企業と中国各地の現地企業との協業を促進します。