2023年6月1日〜19日に中国で新規事業に取り組んでいる日系企業のための日中オープンイノベーションプログラム(基礎編)「匠新塾」の第二期を実施いたしました。今期は日系企業計11社、参加者計20名にご参加いただき、講師は計11名をお招きしました。
本プログラムは日系大企業が中国でのイノベーション/新規事業を推進するための基礎知識と実践スキルを身につけることができ、イノベーション/新規事業関連で同じような悩みを持つ仲間を増やすこともできます。
参加対象
・いきなり中国駐在が決まり、新規業務開拓のミッションができて悩んでいる方
・イノベーションの推進において課題を感じ、現地のエコシステムに入りたいが切り口に悩んでいる方
・中国の市場の変化に対して焦りや危機感を感じ、本社に状況をインプットしたい方
講師紹介
1. オープンイノベーションにおける日系企業の課題とあるべき姿
2. 企業のDXシフトから学ぶ中国DX技術を活用できる接点
3. MVP開発から製品検証
また、各セッションの受講後、参加者の皆様からアンケートを通して、以下の貴重なご意見をいただけました。
高機能材料メーカーAからのフィードバック
・イノベーション部署として、周囲の人のサポートを得る手法を学べたことが良かったです。
・中国イノベーション市場の状況が良くわかりました。
総合電機メーカーBからのフィードバック
・最後の板谷さんのお話をもっと個別の具体的な案件、事例レベルでお話伺えたらとおもいました。特に出資までの見極め、評価をどのようにされているのか大変興味があります。
・新規事業部門の役割や、事業部との関係など、短期成果の出にくいものを一本足打法で見せないようにされてる部分が大変参考になりました。失敗からもしっかり学んでおられるのがよく伝わりました。
自動車メーカーCからのフィードバック
・単にデジタル化の重要性がわかるだけでなく、社内にこういう活動を展開しようとしたらどこがどんな問題があるかもしれないか、どんなツールがあるか等についても非常に勉強になりました。
・サービス企画部門ですが、やはりデジタルマーケティングと関わることもありますので、先生の話を聞いたら、自分業務にも役に立ちました。
精密機器メーカーDからのフィードバック
・とても良かったです。アットホームな雰囲気の中でスタッフの皆さんが主体的かつ能動的に動いていてチームとしてのまとまりと優秀さを感じました。講義とは関係ありませんが、それだけでも参加して良かったと思えます。一つ要望をするなら、メンバーが固まってきている感があるのでもっと色んな会社の色んな業界の方と交流してみたいなと思いました。
「匠新塾」を通じて、様々な角度からイノベーション推進の切り口と中国の最新情報を得たほかに、自社のイノベーション活動をどう定義すべきか、中国ではのDX、AI応用が自社との接点をどう見つけるかなどの戸惑いを解消しました。また、同じような悩み・ミッションを持つ仲間ができ、お互いに成功談や失敗談をシェアしました。