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毎週お届け 注目中国スタートアップ企業|2022年11月号

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雲深処科技(DEEP ROBOTICS)

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雲深処科技(DEEP ROBOTICS)は、2017年11月に設立された中国スタートアップ企業で、主に四足歩行ロボットを開発する。同社は、22年10月24日にステージBで資金調達(調達額は非公開)に成功している。

【プロダクト】

小型の教育向けのロボットから業界向けソリューションとして提供するロボットを用意し、大きさや機能が異なる4種類の4足ロボットを揃えている。同社のロボットは、完全防水で、水に浸った状態でも移動が可能。提供するソリューションには教育機関向けのロボット開発コンテンツから電力業界や石油化学業界向けの巡回点検ソリューション、危険現場でのレスキューソリューション、工業パーク内などの特定区域向けの物流ソリューションがある。

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4足歩行ロボット「絶影X20」が廃墟において障害物を回避しながら運行する様子

(雲深処科技のニュースリリースから)

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一連の大きさや機能が異なる4種類の4足ロボットの様子

(雲深処科技のニュースリリースから)

 

 

金晟新能源(ジンシェンシンネンユエン)

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金晟新能源(ジンシェンシンネンユエン)は、2020年11月に設立された中国スタートアップ企業で、リチウム電池リサイクルソリューションを提供する。同社は、22年11月2日にステージB+で数億元の資金調達に成功している。

【プロダクト】

リチウム電池の回収から二次利用、バッテリー解体による原料リサイクルまでワンストップで手がけている。リチウムバッテリー再利用におけるサプライチェーンをカバーし、バリューチェーンを構築。同社はリサイクルを通じて、バッテリー原材料の硫酸コバルトや硫酸ニッケル、硫酸マンガン、炭酸リチウムなども生産しバッテリーメーカーに提供している。同社は中国企業のみならず、グローバルで主流なバッテリーメーカーに対してもバッテリー原材料のサプライヤーになっている。

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金晟新能源のバッテリーリサイクル作業場の様子

(画像は投資元である復星鋭正のニュースリリースから)

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金晟新能源のバッテリーリサイクル機器の様子

(画像は投資元である復星鋭正のニュースリリースから) 

 

 

辺界智控(Boundary.AI)

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辺界智控(Boundary.AI)は、2020年11月に設立された中国スタートアップ企業で、自動運転飛行システムを主要とする自主飛行システムの研究開発を手掛ける。同社は、22年11月3日にステージAで資金調達(金額は非公開)に成功している。

【プロダクト】

R3飛行制御システムは、同社の過去10年近くにわたるeVTOL(電動垂直離着陸機)と電動航空機の経験を統合した製品。国内外のeVTOLと航空機の飛行制御システムに対するニーズを収集・分析し、2年近くかけて開発。現時点で、最初の顧客への納付が完了しており、設置・試運転が行われている。本製品は、3台の独立した飛行制御コンピューターを搭載し、分散型3重冗長飛行制御システムを形成。同社では、研究開発、試験、耐空(法律的かつ機械的に安全に飛行ができる状態にあるかどうか)証明のすべての段階におけるソフトウェア開発ツールを顧客に提供し、顧客のシステム開発期間の短縮を支援している。

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辺界智控が打ち出した航空機耐空性に優れた飛行制御システム「R3」

(画像は、辺界智控のニュースリリースから)

 

 

迅蟻(シュンイー)

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【会社概要】

迅蟻(シュンイー)は、2015年11月に設立された中国スタートアップ企業で、ドローンと配達ロボットをコラボレーションさせた物流ソリューションを提供。同社は、22年11月17日にステージB+で数千万元の資金調達に成功している。

【プロダクト】

都心部から離れた農村部や海上の船など配達が困難な地域で物流サービスを実現。ECサイトで購入した商品の配達以外にも、緊急時には、災害の影響により通常の交通手段を通じて配達困難となってしまった地域へ必要物資や医療機関からの薬品の配達などを行える。スターバックスとも提携しており、ドローンを活用したコーヒー配達を実現し、1万人以上の消費者にサービスを提供した事例もある。22年9月30日時点で、同社ドローンの累計飛行距離は、38万4401キロメートルを記録している。

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迅蟻のドローンステーションとドローンが稼働する様子

(画像は迅蟻のニュースリリースから)

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迅蟻の都市空中交通操作システム「uamOS」

(画像は迅蟻のニュースリリースから)