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毎週お届け 注目中国スタートアップ企業|2022年6月号

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零点一娯楽科技(BUD)

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零点一娯楽科技(BUD)は2019年7月に設立された中国スタートアップ企業で、メタバースUGC(User Generated Contents)プラットフォームを提供している。同社は2022年5月23日にステージBで3680万ドル(約47億1000万円)の資金調達に成功した。

【プロダクト】

中国最大級の3DインターネットコンテンツソーシャルUGCプラットフォームを運営。BUDでは、クリエイターが複雑なプログラミングをすることなく、スマートフォン上で没入型の3Dインタラクティブコンテンツを制作できると同時に、作成したコンテンツに基づく没入型体験を他のクリエイターと共有することもできる。 現在BUDのプラットフォーム上では、UGC原作コンテンツ作品数が累計1500万、3D素材の取引が累計1.5億回以上となっている。同プラットフォームは、2021年11月にサービスを開始して以来、世界38カ国のソーシャルアプリケーションランキングトップ10においてもランクインを果たしている。

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BUDの創始者とそのメンバーたちのアバター(画像はBUDのニュースリリースより) 

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BUDのプラットフォーム上では、簡単かつ使いやすいエディターを通じてユーザーが気軽に

コンテンツを作成できる(画像はBUDのニュースリリースより) 

 

 

可之科技(LEARNABLE.AI)

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可之科技(LEARNABLE.AI)は2020年1月に設立された中国スタートアップ企業で、主に教育領域におけるAI識別スマート製品の研究開発を手掛ける。同社は2022年5月27日にステージAで1億元の資金調達に成功した。

【プロダクト】

説明可能なAIのための深層強化学習フレームワークとコア技術を独自に研究開発する。同社の技術に基づく次世代機械学習ソリューションは、訓練データへの依存度が低く、データのプライバシー性が高いため、従来型産業の典型的な難題を解決できる柔軟性と高度な性能を有する。教育分野では、同社のAI自動採点システムがすでに中国国内の複数の省における2021年度大学·中学受験で実績を上げており、データの正確性と公平性を高い精度で確保し、採点規則の策定や手動採点結果の監視、そして試験状況の分析などを強力に支援。2017年にハーバード大学のイノベーションラボで創始して以来、米国ボストン、中国北京、寧波にオフィスを構えている。2021年には、世界経済フォーラムのTechnology Pioneersの1社として選出されている。

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可之科技が手掛けるスマート宿題システム。手持ちのデバイスで完了した宿題の解答内容を撮影した後、独自開発のAIが解答内容を自動処理。(画像は可之科技の公式動画より)

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可之科技が独自開発したAIが解答内容の正誤を自動判別(画像は可之科技の公式動画より) 

 

 

殼間科技(QUOGEN)

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殼間科技(QUOGEN)は2021年2月に設立された中国スタートアップ企業で、AR(拡張現実)コンテンツの共同創作プラットフォームを運営している。同社は2022年5月30日にエンジェルで数百万元の資金調達に成功した。

【プロダクト】

テクノロジーとアートを融合させたAR(拡張現実)やMR(複合現実)体験の共同コンテンツ創作プラットフォームの構築に取り組む。大規模空間内でのARコンテンツの作成速度やボリュームを増やし、オフラインでのコンテンツ展開効率や更新速度を向上させることに注力。AR体験設計のプロセスを分解し、一連の複雑な設計プロセスに必要とされる時間とコストをアルゴリズムにより縮小することで、ARコンテンツ作成とそのオフラインにおける展開の敷居を大幅に下げている。30以上のXRプロジェクト開発経験、50以上のARプレイライブラリー、そして多数の知的財産権を保有している。

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QUOGENが発行するARゲーム「星系俱楽部」で遊ぶ様子

(画像は今回の資金調達の投資元「高樟資本」のニュースリリースより)

 

 

術鋭(SHURUI)

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【会社概要】

術鋭(SHURUI)は2014年11月に設立された中国スタートアップ企業で、主に切開部分が小さく、ダメージが少ないために回復が早い「最小侵襲手術(MIS)」外科用ロボットを研究開発する。同社は2022年6月1日にステージCで数億元の資金調達に成功した。

【プロダクト】

MIS外科ロボットを中心とした医療設備の研究開発を手掛ける。新世代の柔軟性を備えた連続体ロボットアームをコア技術とし、複数種の臨床MISの実装方式を通じて、強力なシステム設計と統合機能を独自開発。患者の体に複数の穴を開け、器具を挿入する腹腔(ふくくう)鏡手術ロボットは、泌尿器科や婦人科、心臓外科、一般外科など多くの診療科での施術に対応しており、より低侵襲な治療ソリューションを提供。2021年11月までに国内外で340件以上の特許出願を行い、米国を始めとした国外では16件の特許、中国国内では120件以上の特許を取得している。

 

 

心識宇宙(MINDVERSE)

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【会社概要】

心識宇宙(MINDVERSE)は2022年1月に設立された中国スタートアップ企業で、人間並みの自主的な記憶能力や環境認識能力をもつバーチャル・デジタルイメージの研究開発に挑んでいる。同社は2022年6月8日にエンジェルで数千万元の資金調達に成功した。

【プロダクト】

脳科学と人工知能の融合技術を起点として、自律的な意識と思考力を持つデジタルマインドの構築に取り組む。人間レベルのAIバーチャルヒューマンに焦点を当てた「Mind as a Service」というビジネスモデルの構築に焦点を当てている。代表製品である「MindOS」は、仮想的に人間がもつような意識をカスタマイズできるOS(基本ソフト)で、人間並みの知能、意識、そして人格をもつバーチャルヒューマンの作成を可能にすることを目指している。今回の資金調達以来、中国の多くの国内バーチャルヒューマンIP企業や広告企業、そして国外のメタバース関連プロジェクトへの参画·協業への検討が始まっている。

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心識宇宙(MINDVERSE)の社員が同社を代表するバーチャルマインド「小HUI」と会話する様子

(画像は心識宇宙のニュースリリースより)

 

 

小叶子科技(シャオイェズクージー)

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【会社概要】

小叶子科技(シャオイェズクージー)は2013年9月に設立された中国スタートアップ企業で、AIを主とする科学技術を応用した音楽教育製品とソリューションを提供する。同社は2022年6月17日にステージC+で数千万元の資金調達に成功した。

【プロダクト】

AIを活用したテクノロジー音楽教育のための製品·ソリューションを提供。同社のスマート同行練習モードは、そのAIによるエラー是正機能により、科学的かつ効率的なピアノの練習を行うことを可能にする。同社のスマートピアノ「The ONE」は、中国EC最大手のアリババ集団が毎年「独身の日」に開催する中国最大のネットショッピングセール「天猫ダブルイレブン」の楽器カテゴリにて7年連続トップの販売量を記録している。現在、同社製品のユーザーは、世界131カ国に分布し、同社の製品を採用するスマートピアノ教室は、全世界で5000以上に拡大している。

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小叶子科技(シャオイェズクージー)のスマートピアノ「The ONE」を導入した

ピアノの授業の様子(画像は小叶子科技のニュースリリースより) 

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小叶子科技(シャオイェズクージー)は、中国の著名ピアニスト「郎朗(ランラン)」氏を

イメージキャラクターとして招く(画像は小叶子科技のニュースリリースより)