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BATH+α最新動向|2026年6月号

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日経BP社「日経クロストレンド」にて、ジャンシン(匠新)が執筆する中国のBATH (バイドゥ、アリババ、テンセント、ファーウェイ) 、中国ハイテク業界の「AI四小龍」 (クラウドウォーク、メグビー、センスタイム、イートゥ) に加え、中国の消費動向を左右しているバイトダンスやシーインとの最新動向をまとめた「新・Watcher中国テックジャイアント」から、掲載された最新記事をご紹介致します。

アリババ流「エージェンティックコマース」始動 購買体験に大きな変化

中国EC最大手のアリババ集団は2026年5月11日、大規模AIモデル「通義千問」と通販サイトの「淘宝」の全面連携を発表した。ユーザーはAIとの対話のみで、商品の検索から比較選定、割引計算、バーチャルによる試着での効果確認、値下げのタイミングでの自動購入までできる。購買の窓口として、従来の通販サイトアプリに、AIアプリという新たな窓口が加わった。消費者の意思決定にAIがより深く関与し始めるというトレンドを示す取り組みだ。

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アリババ集団は大規模AIモデル「通義千問」と通販サイトの「淘宝」の全面連携を発表した(画像はアリババのホームページから)

センスタイムの無人コンビニ AIロボット店員が縦横無尽の活躍

中国の画像認識大手である商湯集団の傘下にある小売業界特化型のAI技術ソリューション企業「商湯善惠」は2026年5月12日、ロボットが働く無人店舗「SenseMartGo」を発表した。「AI技術×データ×多様なシーンの経験」の3つの蓄積を基に、店舗での業務全体をカバーできる「AIロボット店員」を実現した。1オーダー15秒しかかからない接客対応と、1日当たり400オーダーをこなす実績から、商業化を本格的に視野に入れたモデルとなっている。

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商湯善惠(SenseTime ShanHui)のロボットが働く無人店舗「SenseMartGo」(画像はセンスタイムのニュースリリースから)

テンセントがAIパソコン本格普及へ エイスースと共同開発で進化

中国ネットサービス大手の騰訊控股のクラウドサービスである騰訊雲と台湾パソコン大手の華碩電脳は2026年6月9日、戦略提携を発表した。両社はノートPCユーザー向けにプライベートストレージを共同開発し、より多くのデータを取り扱う「AIPC」のインフラとして機能させる。使えば使うほどユーザーへの理解を深めるクラウド・AIネーティブPCへと進化させることを狙う。

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中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)のクラウドサービスである騰訊雲(テンセントクラウド)と台湾パソコン(PC)大手の華碩電脳(エイスース)が発表するクラウド・AI(人工知能)ネーティブノートPCのイメージ(画像はテンセントのニュースリリースから)

中国ファーウェイ 半導体設計の新原則「タウの法則」を発表

中国通信機器大手の華為技術は2026年5月25日、半導体に関わる新たな設計思想として「タウの法則」を発表した。半導体の回路線幅の微細化競争を支えてきたムーアの法則が物理的にも経済的にも限界に直面する中、「時間の短縮」を軸に性能向上を目指す新たな進化の方向性を提示した。ファーウェイは過去6年間でタウの法則に基づいて381種類のチップを量産し、グローバルで注目を集めている。

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「タウ(τ)の法則」を発表する、ファーウェイの半導体業務部総裁である何庭波(フー・ティンボー)氏(画像はファーウェイのニュースリリースから)