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星思半导体(CYGNUS)
CYGNUSは5Gチップの研究開発体制を整えており、本部を中国上海に置き、南京や深セン、成都に研究開発センターを構えている。同社はすでに、ODM(相手先ブランドによる設計·製造までを行う)や幅広い領域へのソリューション、チャネルなど数十社と提携パートナーを結んでおり、川上から川下までをカバーするエコシステムを構築する。
【プロダクト】
CYGNUSが開発する5Gチップのイメージ図
図霊量子(QUTRONIX)
図霊量子(QUTRONIX)は2021年2月に設立された中国スタートアップ企業で、光量子チップ&小型光量子コンピューターを開発し、中国国内の研究開発・高等教育機関向けにカスタマイズした製品を提供している。同社は2022年2月28日にエンジェルラウンドで1億元(約18億円)の資金調達に成功した。
QUTRONIXは、電気の代わりに光を使うチップ「フォトニックチップ」をコア技術とし、量子情報やスマート技術の産業化を推進、量子安全通信サービスやIoT向けの遠隔秘匿制御のためのソリューションを提供する。現在、フェムト秒(1000兆分の1)レーザー直接描写技術を用いて、3次元集積型光量子チップを作成している。
【プロダクト】
科学研究用の小型軽量光量子コンピューター
元象唯思 (XVERSE)
元象唯思 (XVERSE)は2021年1月に設立された中国スタートアップ企業で、コンテンツ生産&消費一体化メタバース技術の構築を行っている。同社は2022年3月11日にシリーズA+で約5億元(約92億円)の資金調達に成功した。
インターネットを完全かつ遍在的に現実と融合させることに尽力し、メタバース空間を支えるメタバースの基礎技術や製品の開発を行っている。人工知能やクラウドレンダリング、ビデオコーデック、そしてビッグシステムエンジニアリングなどの最先端技術をデジタル世界の生成過程に導入し、オンラインとオフラインで消費者に従来にないインタラクティブな体験を提供。
【プロダクト】
自社のクラウドオフィス「元象OFFICE」の様子
愛筆智能(Aibee)
【会社概要】
愛筆智能(Aibee)は2017年11月に設立された中国スタートアップ企業で、オフライン空間のデジタル化・スマート化ソリューションを提供している。同社は2022年3月18日に戦略投資で数億元の資金調達に成功した。
オフライン空間のデジタル化とスマート化ソリューションを提供。「OOO」(Offline Online One-world)のコンセプトを率先して主張し、コンピュータービジョンやビッグデータ解析、ロボティクス、そしてその他のマルチモーダルAI技術を統合することで、オフライン空間の総合デジタル化の実現とスマート化の運用・管理への移行を支援。すでに商業用不動産(ショッピングセンター/駐車場/オフィスビル)やブランドチェーン店(自動車サービス店/小売チェーン店/銀行)、空港、観光地、そして高速鉄道などの産業向けにソリューションを提供している。
【プロダクト】
ショッピングモール空間におけるガイドのデジタル化ソリューションの実装例